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安達正興のハード@コラム

 オーロラ、観光戦争( 2011年 12月 12日 月曜日

●トロムソにか、ヴァニエミか
オーロラを見るツアーは北米アラスカか、ノルウェーのトロムソだった。ところがフィンランドが追い込み、今年は北欧一のオーロラ観光地をめざしてRovaniemiロヴァニエミがネット作戦を展開、トロムソを抜く勢いである。

すでにロヴァニエミはサンタクロースの故郷として、ノルウェーはサーメの町・カラショックを駆逐し世界に認知された。もとはといえば、サンタの故郷はNorwayが常識、知らない者でもアルファベットを使う国では字面から「北の道」を意味するノルウェーと答えるのであった。黙っていてもビッグビジネスなのである。ところが中国人のオーロラ観光が増加するいま、このビッグビジネスをフィンランドに奪われそうだ。

トロムソもガンバッテいますぞ。先週火曜日にトロムソに現れたオーロラの写真をここに掲げて、当地の宣伝をいたします。右下写真のように、近くに出現すると山の雪にも色が照り返るのであります。


EUサミットは仏独主導の財政規律強化し管理する協定、略称Fiscal Compact(財政協定)をユーロ17カ国総てが賛同、ユーロ圏外のEU10カ国は英国を除いて合意した。

キャメロンへの風当たりが強い。EU各国の批判は当然としても、国内野党以外にも、重要な政治的決断を国民がなにも知らされていなかった不満がある。前回のコラムにも書いたが、キャメロンが協定にのらない兆候は顕在した。説明がなかったなどといまさらブツクサ言い出すのは東西どの国民でもおなじ現象、政治家が心で国民をバカにしているが、しかたございません。

キャメロンが英人記者との会見で開き直って「協定内容は英国の国益を損なう、わたしは国益をまもった」と語気を荒げた。サッチャーさんも同じように英国を欧州から孤高に置いたが、キャメロンのようにいきり立つことはなかった。(了)





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